その日は、穏やかに晴れ渡り、僅かにたなびく鱗雲が空を漂い、
からりとした空気を感じる一日でした。
まさに、稲刈りにはうってつけです。


施設が耕作している水田は去年までは2町ほどでしたが、
昨今の米不足のために3町に増やしました。(1町は約1ヘクタール)
そんな田んぼも大きなコンバインによって
ー時間当たり1反ほどの面積が刈られていきました。(1反は約10アール)。
稲刈りが行われている最中、空を飛び交うとんびが
田んぼの中の昆虫などの獲物を探している様子が印象的でした。
晴れ渡る蒼穹の下に行われた稲刈りは、
豊かな土と水と日の光を感じさせました。
瑞穂の国の恵みです。

稲刈り風景を短歌にしました。

夏が過ぎ
実る大地に
風そよぎ
ゆれる稲穂に
秋を覚える
(短歌の解説)
夏が終わり、田園に実りの季節が訪れました。
たなびく風に稲穂がゆれ、秋の到来を感じます。
